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還元水(活性水素水)が注目される訳------酸化還元Vol.2 『精が付く』を考える


『精が付く』、『精を付ける』、『精が出る』、『精気がない』、『精霊』、『精神』、『精力』などと使われる『精』について少し考えて見ましょう.

『精』と言う文字は『米』偏に『青い』と書きます.「米」は食物を現し、「青」は「若い」、「新しい」などの意に使用されます(例;青二才、若い時期「青春」).又、『精』には「もののけ」という意味もあります.

古来の日本人は『精』を、『食物が青々としている状態、食物が新鮮な状態』の時、『食物が持っているパワー・エネルギー・不可思議な力』と位置づけたのではないでしょうか?

  • 「この卵は産みたてだから精がつく」
  • 「この野菜は採り立てだから精がつく」
  • 「この〇〇は落し立てだから精がつく」
などと言って、『新鮮な、鮮度の高い食物』を大切にし、早めに食べる努力をしていました.

それでは『鮮度の高い、新鮮な野菜』と、普段私たちがスーパーで買ってくる野菜とでは一体どこに、どんな違いがあるのでしょうか?

買ったばかりの野菜と、数日経た野菜を比べると「ハリが違う」.
ハリがなくなるということは、本来野菜が持っていた水分が放出・蒸発して、水分量が低下したためということは何方もが知っていることでしょう.ところが実際の変化はそれだけではないのです.下の表をご覧いただきましょう.

*.プチトマトで計測してみました.
←−− 還元傾向
(水素は-420mv)
酸化傾向(酸素は+815mv) −−→     (数値は概算値)
収 穫 農 協 全国の
スーパー
家 庭 冷蔵庫 やがて
腐敗
完全に
腐敗
-100〜
-200mv
-50〜
-100mv
±0〜
+100mv
+50〜
+150mv
+100〜
+250mv
+200〜
+350mv
+150〜
+250mv
『精』がつく食物 身体を『酸化』させる食物


ご覧のようにトマト内の組織水が空気中の酸素の影響を受け、時間の経過とともにマイナスの「還元食品」から、プラスの「酸化食品」へとの変化して行き、最後には腐敗してしまいます.

北海道へ初めて旅行された方たちの多くは現地で食べた「トウモロコシ」が美味しくて、家族・友人に送られるようです.ところが受取った方は「近くのスーパーで買ったのと大して変わらないワ」と思われていることが多いのです.もうお分かりでしょう.現地での採り立て時はマイナスで、輸送している内にプラスになってしまうからなんです.

プラスに酸化した食品は、見た目の鮮度に変わりがなくとも内部が酸化している訳ですから「質も味も低下」(熟成)しているのは当然です.

昔は、「精が付く」状態で食べるように努め、
現在は「腐る寸前で食べる」時代といえる
のではないでしょうか.

現代人の大半が『鮮度(± 酸化・還元)が身体に与える影響を考慮しない』食生活を営んでいます.
このことが現代人の「有病率の大幅な増大」と大きく関係していると思ってしまうのは著者だけでしょうか?






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