脱肛根本術手術体験記/入院日

痔核手術体験記/3日目

2002年1月29日
01時30分。

痛みにガマンできず、痛み止めの筋肉注射をお願いする。効果がでるはずの30分のガマンと自分にいい聞かせて乗り越えようとするのだが、一向に痛みが遠のかず、眠れない。

03時00分。 痛みが激しいため、看護婦さんに相談するが「注射後、4時間以上経過しないと投薬できない」と、申し訳なさそうに言われてしまう。ガマンするしかないようだ・・・・・。

04時30分。 痛み今だ激しい。やっと再投薬の許可がでた。今一度痛み止めを飲む。今度は効いたようだ。

06時00分。 気付いたときは6時。一時間少々眠れた。

07時30分。 朝食。食後の「痛み止め」を飲むのが楽しみ。

10時00分。 手術後初めての診断。縫合、出血等を確認、座薬を投入して終了。

この後しばらくして、一回目の排便を無事完了。
恐る恐るだったが、ほとんど痛みも無くホッ。

12時00分。 昼食。肛門を取り囲む筋肉は様々な動作時に活躍していることが手術して始めて理解された。ほとんどの動作時に痛みが訪れる。

16時30分。 連日の家族来訪。着替えと雑誌、コーヒーを持ってきてくれる。弟が明日見舞いに来るとの報告あり。次男、母親の見舞いに行った模様。

17時30分。 家族帰宅。会社へTEL入れる。痛い思いをしていると報告すると「日ごろの行いの報い」と言われてしまった。困ったものだ。

18時00分。 夕食。一昔前までは病院食はまずくて、早すぎると言われたものだが、ここの食事は時間も味も言うことない。小食家の私にとってはよいが、一般の人には若干量不足か。

20時00分。 「痛み止め」が効いているのか、今夜は寝れそうだ。
手術内容の報告、および退院後の注意等を教わった。今回の私の手術は正式には「脱肛根本術」というそうだ。肛門部には三ヶ所痔ができやすい場所があるそうで、その二ヶ所を切除・縫合し、残り一ヶ所は小さかったためゴムで縛り、自然脱落を待つそうだ。このため排便時イキミ過ぎないよう、時間をかけすぎないよう注意しなければならないとのこと。さもなければ大量出血してしまう恐れありと言われる。又、術後1ヵ月程度は遠距離に行かないようにとも注意された。遠方で縫合部等からの大量出血を起こすと小さな病院では対処できないともいわれた。
痔を侮るなかれ。

20時50分。
考えが甘かった。隣の同病患者のいびきがうるさく寝られたものではない。
しかたなく、耳栓を装着して休むしかないようだ。
*この耳栓は耳に入れる前に十分に絞るようにして、小さく、細くして装着すると効果バツグン。耳の中で少しずつ広がって行くにつれ、防音効果が現れてきた。ナント、うるさくて眠れなかった隣のイビキが気にならなくなった。これで痛みさえ出なければ、今夜は眠れるだろう。
ちょっとでも動くと激痛で顔をゆがめる
激痛に耐えるお顔が凛々しい?


22時00分。 現実は甘くなかった。手術後の痛みが一朝一夕に消えるはずがないと分かってはいるのだが・・・・・

23時30分。 ガマンできずに「痛み止め」を飲む。これ以降耳栓とイタミ止めのお陰でソコソコ眠れた。


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