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Akiyoshi'sDiary

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2002年1月の日記・読後感想

読書感と日々の想いを綴っています。

12.1999
01.2000
01.2001



JANUARY.2002

2002年の始まり。本年もヨロシクお願いします。
今回の正月休みは10日間。残り、2日間。本日弟が訪問予定。

現状報告。
  1. 「ニコチンパッド」での禁煙は順調に続行中。
  2. 禁煙の影響で昨年体重が約5Kg上昇。
  3. 本年は年男(48歳)。
  4. 制作サイトが5サイトに。
  5. FLASH5の勉強が中断中。
  6. 昨年の読書数−約300冊。
  7. 本年中にP4を購入予定。
01/05/2002. (土)12時59分59秒 晴れ・雪若干


Cablemusicで全米ヒットチャートトップ40をBGMに。
購入「『少年A』 この子を生んで・・・・・」、「少年A」の父母著、文藝春秋発行ISBN4-16-355390-8
一人の男の子の父として、親として考えさせられた一冊だった。
ご両親の手記だけでは、少年がなぜあんな残忍な行動をとったのかが見えてこない。誰もが犯罪者のなる可能性を秘めていると思うよりしようがないのだろうか?
少年は精神的に追い詰められての犯行(反抗)を犯したのだろうか?
少年の精神に働きかけたものは一体なんだったんだろうか?
子供の犯行は親の教育のせいと、簡単に片付けることができないようだ。
01/20/2002. (日)05時36分19秒 暗い、雨ではない


小糠雨の中、家族三人で新宿中央社会保険病院に到着。10時15分。
六階のナースステーションの指示に従い、ベッド廻りに私物を整理後、地下の売店でガーゼ、サージカルテープ、油紙の3点セットを購入。

本日の昼食から入院食との事、家内と息子は昼食を見学して帰っていった。雨も上がり、透き通った青空であった。
13時半に手術・入院の注意その他の説明。本日夕刻に剃毛との事。私もいやだが看護婦さんもいやだろうな。

失礼にならないように入浴を済ませた。16時近く、ホームページの素材を作っていると看護婦さんがやってきた。「後ろを向いておきますので、診察時と同じ姿勢になってください。」と言われ、パジャマの下を脱ぎ、パンツを少し下ろして、足を赤ちゃんがオムツを変えるときのような姿勢(この姿勢が哀しい)で「準備できました。」と私。
若い看護婦さんは淡々と約2分程度の時間で患部廻りの体毛を剃ってくれました。あ〜〜。
夕食前にお腹が空き、近くの「ぎょうざの王将」で、ホイコーロ定食830円。その帰り、コンビニで明日からに備え、ミネラルウォーター3本、お菓子少々を購入して帰院。すぐに夕食が始まったが、それもそこそこ戴き、お腹がくちくなったところに座薬がやってきた。早速、2個の座薬を慎重に挿入。30分程度で、便意。無事、排便。
明日からのクスリ5種類受け取る。

この病院は風邪を引かさないためか少々暑すぎる。今も若干汗っぽい。今、担当の看護婦さん、「お通じありました?」「「はい、あの後、30分くらいで、普通通り」「はい、分かりました。」

まもなく消灯時間。アルコールを摂らないで就寝するのは久しぶり、眠れるだろうか?
01/27/2002. (日)21時48分50秒 雨のち晴れ


5:30 起床。やはり、あまり眠れなかった。いびきや様々な雑音が意外とうるさかった。ここで一週間過ごすのは大変だ。6時点灯なのでそれまでおとなしくベッド過ごす。
6:40 排便を誘発する座薬を2個入れる。 
6:50 早くももよおし始めたがなるべくガマンして、出し切るようにしなくちゃいけない。腸内をきれいにする為に。
今日は手術日、朝食抜き、水分も取れないのが少々ツライ。手術は10時前後の予定。有名な佐原先生だからベルトコンベア方式で一人10〜20分程度の手術時間で次から次に手術するらしい。「手術時間より、手術室で裸で待っている時間が長い」と隣のベッドの一週間先輩が教えてくれる。ちなみに病室は6人部屋。私のベッドは入って二番目の右側。ようやく朝日が昇ってきたようで、外が明るくなってきた。すぐそこに新宿の高層ビル群が朝もやの中に曇っている。
7:30 まだ、もよおさない。院内を軽く散歩し、洗顔し、ひげをあたり、ベッドメイク。もう何もすることがない。昨日家族がテレビ受信のための磁気カードを買ってくれたが見る気がしない。数日前から読み始めた「竜馬がゆく」(全8巻)の続きでも読むとしよう。
01/28/2002. (火)07時37分09秒 晴れ


前回の記述から現在(01/29/14:44)までを振り返ってみる。

28日。 10:30 担当の看護婦さんと手術室へ移動。

10:40 処置室で、点滴と手術時の注意を受ける。特に、腰椎麻酔を受けるときの姿勢について----膝をかかえるように抱いて、背中を思いっきり伸ばす感じで、顔はへそを見るように向けて注射を受ける。(この麻酔の注射は思ったほど痛くなかった。)この時説明をしてくれた看護婦さん(ポリネシア系美人)もとても感じが良い方だった。この病院はほとんどの看護婦さん洗練されている。

10:50 いよいそ歩いて手術室へ移動。この間新しい看護婦さんが緊張を和らげるためか、麻酔時の注意の再確認をしてくれる。この方も感じよし。瞳が真っ黒な東洋系の美人か?(マスクで顔を覆っていたため定かならず)

いよいよ手術室に入る。広い。明るい。これが第一印象。アコーディオンカーテンで隣の部屋では別の患者さんの手術が行われている模様。 緊張を和らげ、不要な会話を聞かさない為のBGMが静かに流れている中、ハイテンションでチャーミングなもう一方の看護婦さんとだべりながら(その間しっかりと説明もされる)先生の登場を待つ。担当医の佐原力三郎部長医師は本日13名の手術を受け持たれるとのこと。職業とはいえ、大変な作業だろう。因みに、副院長だと20名くらいをこなされるという。名医は体力勝負。

11:05 担当医(佐原部長)たった今隣の部屋で終わったばかりなのに、さわやかに登場。さっそく私の背中の消毒を始める。教わったポーズをとり、麻酔注射。打ち終わった瞬間、位置を調整され、ベッドの下半身部分を下に傾斜させ、手術しやすい体勢にする。この手際の良さにもほとほと関心。麻酔が効いたのを確認後、さっそく手術開始の模様?
まったく模様と言うほかなく、何かされている感じがあるものの、何をされているかちっとも分からない。当然痛みも感じない。途中首がだるくなる程度で一切の痛みもなく、いとも簡単に手術終了。実質手術時間17分間。

麻酔はすごい。だから、怖い。依然読んだ本に「麻酔は経験学である。何故効くか完全に解明されていない。」とあったのを思い出した。

11:30 病室へ戻る。この時、麻酔が効いている為下半身が一切動かない。ストレッチャーから自分のベッドに移動するのにも二人の看護婦さんの手を借りないとやれない。不随の方の苦労がちょっぴり体験できた。

これから2時間、一切の飲食禁止。しかも、これから6時間頭を上げること、起き上がることを禁止される。排尿のために尿瓶を渡された。
(今日はここまで。患部が痛く起きていられない。)
01/29/2002. (水)15時11分29秒 晴れ


前回の記述から現在(01/30/07:04)までを振り返ってみる。

28日。 11:30〜 まったく動かなかった足が段々と動かせるようになっていくことが嬉しく、小刻みに揺らしてみたり、上げ下ろししてみたりで最初の2時間は結構時間がつぶせた。
時計の針が13:30を指した時点で焦るように水をいただく。足の麻痺はほぼ回復したようだ。しかし、これからあと4時間、頭を持ち上げられない。結構苦しい。痛みが出てきた。
この間、尿意らしきものを感じるため尿瓶を使おうとするのだが、一向に排尿できない。尿意があるにもかかわらず排尿できないこのもどかしさ、辛さも今までにない体験だ。しかも、看護婦さんから自身で排尿できない場合は導尿すると言われているのでなおさら不安になる。何度かチャレンジしたが結局尿瓶にはできなかった。

16:30 家内と息子が見舞いのために来院。
ありがたい。これで若干でも残り時間を過ごし安くなった。着替えその他を持参してくれた。痛みが激しくなった。

15:30 這うようユックリとトイレへ。どうにか若干量の排尿を見ることができ、一安心。導尿(ペニスに管を挿入して強制的に排尿させる方法)の恐怖から開放された。

18:00 夕食の献立内容を確認して、家族帰宅。動くことができないため、見送りはなし。

18:30 食事後待望のクスリ。痛み止めの効果が待ち遠しい。

23:30 激しい痛みが一向に衰える気配がない。痛み止めをもう一錠追加する。

01:30 痛みにガマンできず、痛み止めの筋肉注射をお願いする。効果がでるはずの30分のガマンと自分にいい聞かせて乗り越えようとするのだが、一向に痛みが遠のかず、眠れない。

03:00 痛みが激しいため、看護婦さんに相談するが「注射後、4時間以上経過しないと投薬できない」と、申し訳なさそうに言われてしまう。ガマンするしかないようだ・・・・・。

04:30 痛み今だ激しい。やっと再投薬の許可がでた。今一度痛み止めを飲む。今度は効いたようだ。

29日。 06:00 気付いたときは6時。一時間少々眠れた。

07:30 朝食。食後の痛み止めが楽しみ。

10:00 術後初めての診断。縫合、出血等を確認、座薬を投入して終了。

10:30 診断まで行けなかったトイレへ。下剤(酸化マグネシウム)と、整腸剤(ビフィズス菌)のお陰で少々下痢気味だが術後初めての排便あり。その後、クスリの効果がですぎて3度もトイレへ行く羽目になってしまった。しかし、その分患部に負担かけなくてすんだようだ。排便時の出血、痛みもなし。ガーゼには出血(当然)の後。
*ガーゼは入院当日看護婦さんが作り方を教えてくれた。30センチ四方のガーゼ2枚を二つ折りした後、4等分(始めは3等分)し、それに油紙(この油紙も私が子供のころ使っていたのとは若干違い、両面縮緬ジワがあるタイプ)を載せ、サージカルテープを二本張り、その両先端の粘着面同士を張り合わせ、これを交換用ガーゼとしてある程度の数作っておき、排便その他の時に適宜交換する。

12:00 昼食。肛門を取り囲む筋肉は様々な動作時に活躍していると言うことが手術して始めて理解された。ほとんどの動作時に痛みが訪れる。

16:30 連日の家族来訪。着替えと雑誌、コーヒーを持ってきてくれる。弟が明日見舞いに来るとの報告あり。次男、母親の見舞いに行った模様。

17:30 家族帰宅。会社へTEL入れる。痛い思いをしていると報告すると「日ごろの行いの報い」と言われてしまった。困ったものだ。

18:00 夕食。一昔前までは病院食はまずくて、早すぎると言われたものだが、ここの食事は時間も味も言うことない。小食家の私にとってはよいが、一般の人には若干量不足か。

20:00 痛み止めが効いているのか、今夜は寝れそうだ。
手術内容の報告、および退院後の注意等を教わった。今回の私の手術は正式には「脱肛根本術」というそうだ。肛門部には三ヶ所痔ができやすい場所があるそうで、その二ヶ所を切除・縫合し、残り一ヶ所は小さかったためゴムで縛り、自然脱落を待つそうだ。このため排便時イキミ過ぎないよう、時間をかけすぎないよう注意しなければならないとのこと。さもなければ大量出血してしまう恐れありと言われる。又、術後1ヵ月程度は遠距離に行かない良いうにとも注意された。遠方で縫合部等からの大量出血を起こすと小さな病院では対処できないともいわれた。
痔を侮るなかれ。

20:50 考えが甘かった。隣の同病患者のいびきがうるさく寝られたものではない。しかたなく、耳栓を装着して休むしかないようだ。
*市販の耳栓は耳に入れる前に十分に絞るようにして、小さく、細くして装着すると効果バツグン。耳の中で少しずつ広がって行くにつれ、防音効果が現れてきた。ナント、うるさくて眠れなかった隣のイビキが気にならなくなった。これで痛みさえ出なければ、今夜は眠れるだろう。

22:00 現実は甘くなかった。手術後の痛みが一朝一夕に消えるはずがないと分かってはいるのだが・・・・・

23:30 ガマンできずに痛み止めを飲む。これ以降耳栓とイタミ止めのお陰でソコソコ眠れた。 30日。 06:00 起床。仕事もせず寝ているばかりなのに6時まで眠れたのが不思議だ。日頃は4〜5時には起床するのに・・・・・。やはり、手術と昨夜の睡眠不足のせいだろう。

07:00 朝食。入院後始めての「ご飯」美味しくいただけた。モチモチしていて病院食とは思えない。

10:00 術後始めての佐原先生による診断。
順調に推移しているとのこと。先生と相談後8日後退院と決定。

11:00 痔ろうで手術入院されていた隣のOさんが「痔用の丸座布団」を借りてきてくれた。患部が直接布団に触れなくなって掛けるのが楽になった。

12:00 昼食。冷やし天ぷら蕎麦。

13:00 上司の見舞い。ありがたや。

14:30 空いた隣のベッドに早速次なる入院患者さん。20歳台の若者。

15:00 弟の見舞い、ありがたや。菓子パン4ケの見舞い、迷惑や。

19:00 今日は眠れそうにない。「竜馬がゆく」も大詰めに近づいてきた。今夜はトコトン読んじゃおう。
01/30/2002. (水)19時15分27秒 晴れ



00:30 痛みのため目がさめる。少しガマンしてみたがダメ。痛み止めを一錠飲んで効果が出てくるまで読書を続ける。
「竜馬がゆく 1〜8」、司馬遼太郎著、文春文庫発行、全8巻読破。

04〜07:00 睡眠。7時まで寝ていたのは何年ぶりだろう?
本日は入浴日。当院は男性入浴日が火・木・土、女性が月・水・金、日曜ナシ。9時〜20時。となっているのだが、どうしたことか前回の火曜日には入浴の案内が来なくて、結局入れずじまいだった。
ここの入浴法は部屋単位の順番制になっていて、例えば火曜日は、「要介護者→613→612→607→606→605」の順で入浴するようになっている。私の部屋は605号、最後だから夕食前後に回ってくると思っていたのに・・・・・・・。
本日木曜日は、「要介護者→605」の順。ところが私は10時に診察を受けなくてはならない。帰ってきたときどうしよう? と思いながら無事診察を終え、待つことひさし、11時になってやっと「お札」が届き一安心。まだ出血しているためシャワーしか使えなかったが、それでもスッキリ、さわやか、イイ気持ちです。

12:30 昼食後、担当看護婦さんの「真野」さんが挨拶に見えた。ココでは担当看護婦が決まるのに少々日時を要するようだ。皆さん、忙しく良く働かれます。因みに担当の看護さんは「さわやかな笑顔がチャミーングな方」、どうして、こう看護婦さんはステキナ方が多いんだろう?

16:00 便の出がイマイチ。イキムことが怖くて、思うに任せない。
小水に関して : 手術後から一貫して言えることは尿意があるにかかわらず、思うように排尿できない。便器の前に立って、二回に一回程度しか出てくれない。クスリのせい、痛みのせい、両方のせい?

入院して驚いたこと。結構忙しい。起床、洗顔、検温、血圧検査、お茶のサービス、朝食、ベッドメイク、歯磨き、コーヒー、診察、床掃除(部屋を出る)、ベッド廻りの掃除(部屋を出る)、これで11時位。昼食までゆっくりできるのは一時間程度。昼食後しばらくすると、又検温、ナースコールのチェック、面会、入浴、読書で、気づけばもう夕刻。夕食後何もしていないのに疲れているのか8時になると、もう眠くなる。

思っていたほど、本を読む時間がないのが現実。
今日空いたベッドに又新しい患者さん、今度は糖尿病、高血圧。若干のボケ症状?
01/31/2002. (木)16時22分39秒 晴天



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